ご挨拶

昨日、投開票された伊丹市長選挙において、5回目の当選を果たすことができました。
今回の選挙では、これまでの実績と、これから取り組む「藤原の約束」を訴えさせていただきました。
向こう4年間、私、藤原保幸は市政に全力を傾注してまいりますので、引き続き、皆様のご支援・ご協力を心よりお願いいたします。

これから取り組んでいく私の施策は、このホームページや選挙公報で候補者として作成した「藤原の約束」をご覧ください。
掲げた施策のうち、コロナ禍克服のためのワクチン接種は早速本日からはじまります。これ以外にも順次、行政計画に落とし込んでいき、その一部は6月議会で予算 の裏付けをし、実現に向かいます。

なお、法律の定めにより、投票いただいたことへのお礼を申し上げることができません。ご賢察のほど、よろしくお願いいたします。「藤原の約束」を実現していく ことで、いただいたご支援に対してお返ししていきたいと考えています。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

2021年(令和3年)4月12日 藤原 やすゆき

市民のみなさまへ

市民の皆さまとともに創ってきた、これまでの実績をベースに、人の絆・まちの輝き未来へつなぐまちづくりに、責任を持って更に突き進みます。

(コロナ禍の克服に向けて)
 兵庫県(伊丹市)を含む関西の3府県に対する緊急事態宣言は解除されることとなったものの、新型コロナウィルスの感染自体が完全に収束したわけではなく、当面、予断を許さない状況が続くものと私は考えています。
 市民や事業者の皆さんには、行政からの長期にわたる外出自粛や飲食店の営業時間短縮要請等にご理解・ご協力を頂いており、感謝申し上げます。
 また、医療現場をはじめ、感染症への対応に最前線でご尽力されている方々に対しまして、あらためて敬意を表するとともに、こうした方々のご尽力に応えるためにも、伊丹市は国や県と連携し、一日も早い感染症の収束に向けた取り組みを進めていきます。
 特に、感染症収束に向けての切り札として期待されている「新型コロナウイルスワクチン」の接種については、国が示す接種スケジュールに遅滞なく対応し、万全な体制のもと、伊丹市医師会をはじめとする関係機関と力を合わせながら接種開始に向けた準備を進めていきます。具体の接種場所や日程等が決まり次第、市民のみなさんにお知らせしますので、ご協力、よろしくお願いします。
 また、感染拡大防止対策とあわせ、厳しい状況に陥った市民・事業者の方々に対する支援も重要なのは当然で、さらなる施策を講じていきます。
 市民の皆さん、コロナ禍という難局を乗り越え、一日も早く安全・安心な暮らしを回復できるよう、ともに頑張りましょう。

 

(新病院を中核とする地域医療体制整備の必要性)
 今回のコロナ禍で、あらためて地域医療体制の重要性が認識されました。
 伊丹市の地域医療体制の中核を担う市立伊丹病院は、長年に渡り、基幹病院として幅広い医療の提供と地域の2次救急医療を担ってきました。
 しかし、経年により現在の病院施設では最新の医療機器の導入に対応できません。また、今回のコロナ禍で、感染症への十分な対応が困難であることが明らかとなりました。
 加えて、高齢化の進展とともに医療需要が増加していることも相まって、高度な医療技術が必要とされる、癌や心血管疾患および脳血管疾患等に対して、現在の伊丹病院では十分な対応ができず、多くの市民が市外の医療機関に入院されているのが実情です。
 すべての市民の皆さんが住み慣れた地域で安全安心に暮らし続けることができるために、医療サービスは極めて重要な社会インフラだと私は認識しています。このため、市内で公立学校共済組合が運営する近畿中央病院と再編統合し、感染症や高度救急医療にも対応できるよう市立伊丹病院を建て替え、地域医療の中核病院として充実強化を進めます。
 また、生じてくる近畿中央病院跡地には、地域の医療ニーズに対応し、回復期病床等からなる民間病院を誘致することにしたいと考えています。なお、土地の所有者である共済組合理事長と私との間で、この方向性に関し、既に合意に達しています。

 

 私は2005年4月に市長に就任して以来、一貫して「安全・安心のまちづくり」を市政運営の一丁目一番地として掲げるとともに、「まちづくりは人づくりから」との政治信条のもと、「ふるさと伊丹」の発展のため、市政運営に全力を傾注してきました。

(安全・安心の取り組みの成果)
 「安全・安心のまちづくり」の取り組みとして、2016年度に、全国に先駆けて、1000台の見守りカメラおよびビーコン受信器で構成する「安全・安心見守りネットワーク」を整備し、さらに2019年度にはカメラ200台の増設を進め、街頭犯罪の抑制や、子どもおよび高齢者の見守り等を推進してきました。
 市民の皆さんによる地域での見守り活動とともに取り組んだ結果、直近の2020年における市内の街頭犯罪認知件数は、ネットワーク整備前の2014年と比べて、およそ3分の1にまで減少しました。
(2014年)1,812件 → (2020年)609件 66.4%減少

 また、阪急伊丹駅周辺において、駐輪ラックの設置に取り組むとともに、JR伊丹駅周辺では、民有地内の地下に、機械式自転車駐車場を整備しました。こうした取り組みにより放置自転車対策を推進し、伊丹市内の鉄道駅周辺の放置自転車台数は、9割減少しました。
(2013年)1,159台/日 → (2019年)120台/日 89.6%減少

(教育・子育て支援の成果)
 「未来を担う人が育つまち」を目指し、2018年度から国に先駆けて、4歳児、5歳児の保育料等の無償化を実現するとともに、4年連続年度当初の保育所待機児童ゼロの達成や、公立幼稚園全園での3歳児保育や預かり保育の実施、幼児教育センターの設置など、保育ニーズへの対応と幼児教育・保育の質の向上に取り組んできました。
 また、学校教育における外国人英語指導助手の増員等により、英語教育の充実を図るとともに、児童・生徒に1人1台のタブレット端末を導入し、ICTを活用した教育環境を整備するなど、教育や子育て施策が伊丹の魅力となるよう取り組みを推進してきました。
 引き続き、待機児童対策や保育・教育の質の向上を図るとともに、感染症対策においても有効となるデジタル化・オンライン化を、教育分野でもしっかりと進めていきます。

 

(住み続けたいまちの実現)
 1940年11月10日に伊丹町と稲野村が合併して誕生した本市は、昨年11月に市制施行80周年の節目を迎えました。
 この80年間で約5.2倍となった人口は、少子高齢化の進展により国全体、兵庫県でも人口が減少し続ける中、現在も微増傾向です。
 私が市長に就任した2005年の約19万2千人から、直近の人口は約19万8千人となっています。
また、直近で実施した令和元年度の市民意識調査では、「住みやすい」と回答された方は86.0%、「住み続けたい」と回答された方は87.6%で、両回答ともこれまでの調査結果で最も高い割合となり、就任時の2005年の「非常に住みよい・住みよい」と回答された方の73.8%から、10%以上の上昇となりました。
 これらの評価は、市民の皆さんとともにまちづくりに取り組んできた成果であると私はありがたく受け止めています。

(未来へつなぐまちづくり)
 これから未来に向け、コロナ禍で課題が顕在化したデジタル化への対応や、頻発する自然災害への対応、国際的に加速化する脱炭素化の取り組みによるグリーン社会の実現など、将来を展望したまちづくりが求められています。
 南海トラフ大地震等の災害発生時においても十分機能が発揮できる防災拠点として整備している新庁舎においても、デジタル技術を活用した市民サービスの向上を図るとともに、環境省の環境配慮型庁舎としての認定・支援を受けるなど、時代のニーズをしっかり踏まえた整備を進めていきます。
あわせて、さまざまな施策を推進するための基盤として、引き続き、健全で持続可能な行財政運営に努めるとともに、将来世代に過度な財政負担を残さず、必要な行政サービスを提供し、魅力ある公共施設を次世代に引き継いでいきます。

 これまで本市で培われてきた市民相互の繋がりや支えあいを大切にし、参画と協働を推進することにより、全ての市民の皆さんが安心して生き生きと暮らし、未来を担う子どもたちが夢と希望をもって健やかに成長できるまちが、私の目指す伊丹の将来像です。
 そのために、私の持てる力を最大限発揮し、誰もが住みやすいと感じられる持続可能なまちづくりを進めていきたいと考えています。

2021年(令和3年)2月 藤原 やすゆき

 

 

 

 
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